あけましておめでとうございます。
さて、1月1日といえばダイヤさんの誕生日ですね。新年の挨拶のついでというわけではありませんが今年のダイヤ誕のイラストはこちら……
ダイヤさん with 三菱・デボネア
実はこれ冬コミでの新刊向けに描いたイラストだったのですが、ダイヤ誕も兼ねていたのでここでの紹介になります。新刊を買ってくれた人は既に見てくれたかな?
デボネアは1964年に登場した三菱のフラッグシップセダンです。競合するモデルとしてクラウンやセドリック等がありましたが、他社に比べて割高であったために商業的にはあまりうまく行かず、最後まで三菱グループの重役向け送迎車が主な需要でした。この初代デボネアは64年の登場から22年間もの間、大きなモデルチェンジを受けることなく生産され、末期には旧車同然のようなスタイリングであったことから「走るシーラカンス」と呼ばれ有名になりました。
イラストでは1976年時のマイナーチェンジによって登場した「エグゼクティブSE」をモデルとしており、それまで搭載していた直列6気筒のKE64型1991cc OHVエンジンを排ガス規制の関係から直列4気筒G54B型2555cc SOHCエンジンへと換装されたものとなっています。またこのモデルからMT車が廃止されているのも大きな変更点のひとつです。
そしてこのデボネアを語る上で欠かせないのがそのデザイン。
デザイナーは元ゼネラルモータースのハンス・ブレッツナー氏が担当し、60年代のアメ車をモチーフとした角張ったデザインが特徴です。特にリアエンドの形は往年のテールフィンを想起させるもので、車体の大きさ自体は5ナンバーサイズに収まっていながらも、迫力のある力強いデザインとなっています。
この辺りのアメ車チックなスタイリングが今回の新刊に登場した所以でもあります。詳しくは新刊にも色々と書いてあるのでそちらも是非(手持ちの在庫は冬コミで完売してしまいましたが、メロンブックス様での通販がございます。)
…というわけでダイヤ誕イラストを軽い解説を交えつつ紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。基本イラストはTwitterに上げておりますが、文字数の制限もあるので詳しいことはブログで、という展開でやってまいりたいと思っております。
(まあそうでもしないと更新しなくなってしまいそうというのが本音ですが…)
2018年も乗り物イラストをたくさん描いていきたいので、どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。
それでは。